2008/08/12

「スピード・レーサー」を観る

今年12発目の映画、「スピード・レーサー」を観に行った。

「マトリックス」でおなじみのウォシャウスキー兄弟が手がける、日本のアニメ「マッハGO!GO!」の実写リメイクである。

もう結論から言ってしまうが、相当面白かった。
映画が終わる直前までのカタルシスたるや相当なもんで、もう射精寸前の勢いであった。
もう本当に一カ所、エンディングの一番いいところで、本当にいらないギャグがあって、それで若干の台無し観はあったが、そこまでのストーリーテリングが本当にすごい。

マトリックスシリーズも、抽象的な話をグイグイ見せるすごみがあったが、今回は家族愛とか、友情とか、勝利とか、ステレオタイプな勧善懲悪とか、うって変わってストレートな話をテンポよく見せてくれる。
特にオープニングの、回想を多用して最低限のバックグラウンドを提示しながら、できるだけ早くレースシーンを見せる、といったストーリテリングは非常に冴えていて、映画が始まってすぐにスピード・レーサーの世界に引き込まれた。

はっきり言えば、映像は色彩の暴力といえるほどビビッドであり、スピード感も気持ち悪くなる人がいるんじゃないと思うほどあり、演出もケレン味どころか脅しとも言えるほど過剰なのだが、スピード・レーサーの世界観において、これは適切だ、と思うことができる。

この映画を見て思ったのは、映画としての一体感がすごいな、という事である。
ストーリーを語るために映像があり、映像のためにストーリーがあり、そこが不可分な映画なんだと思った。

残念ながらあまりヒットしていない模様であるが、非常にオススメである。

1 コメント:

  1. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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